Team KAGAYAMA EWC最終戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース レースレポート
序盤が勝負だとにらみ、ハフィスには、早めに2度目のスティントを担当してもらい5、6番手をキープしていました。その後、浦本が走り、順調に周回を進めます。ハフィスが3回目の走行に出て行ったときトラブルが発生します。電気系統のトラブルにより、ヘッドライトが点灯しなくなり、次のピットイン時に修復が必要となりました。
この修復作業に時間を要してしまい、18番手までポジションを落としてしまいます。加賀山が追い上げをみせ、前車との差を確実に詰めるも、その後のピットワーク作業後、コースへ復帰しようとしたところでふたたびヘッドライトが点灯しなくなり、再修復の為マシンをピットに入れます。
浦本が19番手でコースへ戻り、ハフィスへとバトンを繋ぐも、思うように追い上げができず17位でチェッカーフラッグを受ける結果となりました。
ふたたび表彰台の獲得、初めての優勝を目標に掲げ挑んだ5度目の鈴鹿8耐は苦い経験となりましたが、新型GSX-R1000のマシンの理解をより深められたことを活かし全日本選手権後半戦につなげて参ります。そして、今後もTeam KAGAYAMAは挑戦を続けて参ります。
最後となりましたが、今年も多くのスポンサー様にご支援ご声援を頂き、鈴鹿8時間耐久に参戦することができ、感謝するとともにお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。また、現地などで多くのファンの皆様からの応援も本当にありがとうございました。
レース後コメント
◎加賀山就臣 コメント
「Team KAGAYAMA5度目の鈴鹿8耐が終わりました。結果は17位と決して満足行く結果ではありませんが、これもレース。応援してくださった皆さんのご期待に応えられず申し訳ありません」
「それでもライダー3人、メカニック、スタッフ、全員で戦った結果です。2年連続で表彰台に乗ることはできませんでしたが、今年の経験が、来年の鈴鹿8耐に必ず生きてきます」
「ニューGSX-R1000への理解度も進みましたし、まずは、すぐ目前に迫っている全日本もてぎ2&4レースに集中しようと思います。今年もご協力いただいたスポンサー、関係者、応援していただいた、すべての皆さん、ありがとうございました。また来年もチャレンジしますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」
◎ハフィス・シャーリン コメント
「初めての鈴鹿8耐、初めての1000cc、そして初めてのTeam KAGAYAMAと初めて尽くしでしたが、多くのことを経験することができました。鈴鹿サーキットは、奥が深いコースですが、走る度に詰めて行くことができましたしベストを尽くしました」
「鈴鹿8耐は、イベントとしても、すばらしいですし、同じアジア人として多くの人に知って欲しいですね。いい結果は残せませんでしたが、声をかけてくださったボス・加賀山さんを始め、チームの皆さんに感謝したいです」
◎浦本修充 コメント
「公式予選までは、いい流れで来ていたのですが、土曜日のフリー走行で転倒してしまいチームに迷惑をかけてしまいました。決勝でも思っていたよりもペースを上げられず、体力面でも課題が残りました」
「ハフィスの速さには、いい刺激をもらいましたし、まだまだ足りない部分が見えてきました。マシンのセットも大きく進んだので、この経験を全日本後半戦に生かして行きたいです」
◎斉藤雅彦総監督 コメント
「決勝途中までは順調に進められていたのですが、原因不明のトラブルが出てしまい時間をロスしてしまったことは残念でした。今年はマシンがフルモデルチェンジし、全日本の前半戦のときに比べればタイムは上がって来ていましたが、トラブルがなくても表彰台は難しかったと思います」
「今回、初めてハフィスを迎えましたがMoto2ライダーは優秀でしたので、トラブルは申し訳なかったですね。今年は、さらに多くの方に協力していただき鈴鹿8耐を戦い抜くことができました。本当にありがとうございました」