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投稿日: 2016.10.13 15:18
更新日: 2016.10.13 15:21

MotoGP第15戦日本GPプレビュー:ホンダのチャンピオン獲得の可能性も


MotoGP | MotoGP第15戦日本GPプレビュー:ホンダのチャンピオン獲得の可能性も

 Moto2クラスではヨハン・ザルコ(カレックス)が202ポイントでランキングトップにつけ、Moto2クラス初の連覇なるかに注目が集まる。しかし、ランキング2位のアレックス・リンス(カレックス)とのポイント差はわずか1ポイント。ふたりにとってこの3連戦は重要なレースとなる。

 ザルコは昨年の日本GPでタイトルを確定。これはタイトル争いのライバルだったティト・ラバット(カレックス)が初日のフリー走行2回目で転倒負傷、欠場してしまったためだった。

 そんな中、ザルコはポール・トゥ・ウインで優勝、チャンピオンにふさわしい結果を残した。ところが今年は昨年と状況が異なり、わずか1ポイント差でのタイトル争い。もてぎでのタイトル確定の可能性はないものの、ザルコとリンスがどんな結果を残すかに注目が集まる。

 リンスは昨年のレースでは雨に苦戦し、11位に終わっており、Moto3時代からもてぎでの表彰台経験はない。

 リンスから39ポイント差のランキング3位にサム・ロウズ(カレックス)。ロウズは前戦アラゴンGPで今シーズン2勝目を記録。ザルコとリンスにどうからんでくるかに注目。ランキング4位にトーマス・ルティ(カレックス)、ランキング5位にフランコ・モルビデリ(カレックス)が続く。

 オランダGPでグランプリ初優勝を飾った中上貴晶(カレックス)はランキング6位。中上は2011年に代役参戦でMoto2にデビュー。このときは決勝朝のウオームアップで転倒負傷し、決勝欠場となったが、2012年よりMoto2フル参戦を果たし、ベストリザルトは2012年の7位。

 昨年は雨の決勝で3番手走行中に転倒、再スタートして22位と悔しい結果に終わった。今シーズンはここまで1勝、3位入賞3回、ポールポジション1回と好調で、ホームレース初優勝への期待が高まる。

 また、日本人ライダーでは3人がワイルドカード参戦。昨年からMoto2ヨーロッパ選手権に参戦中の長島 哲太(カレックス)は、先週開催されたヘレスラウンドでも3位表彰台を獲得、ランキング3位につける。9月にはアラゴンGPにもワイルドカード参戦しており、今年2度目のMoto2クラス参戦はホームレースでの戦いとなる。

 全日本J-GP2クラスからは浦本 修充(カレックス)と関口 太郎(TSR)のふたりがワイルドカード参戦。浦本は全日本ではスズキのマシンで戦っているが、チームオーナーの加賀山就臣の尽力、全日本J-GP2参戦チームの協力により、JAPAN-GP2というチーム名でワイルドカード参戦を実現した。

 関口は2ストローク250cc時代にレギュラーライダーとして世界グランプリに参戦した経験を持つベテラン。全日本に戻ってからはST600、J-GP2で活躍を収めてきた。久しぶりの世界グランプリ参戦となる。


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