YAMAHA MotoGP第15戦日本GP レースレポート
ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
Rd.15 10月16日 日本
RACE DATA
■ 大会名称:MotoGP第15戦日本GP
■ 開催日:2016年10月16日(日)決勝結果
■ 開催地:ツインリンクもてぎ/日本
■ コースコンディション:ドライ
■ 気温:25度 ■ 路面温度:36度
■ PP:V・ロッシ(1分43秒954)
■ FL:M・マルケス(1分45秒576)
REPORT
Movistar Yamaha MotoGP、劇的なエンディング
Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシのトップ争いから始まった日本GP。ところがふたりがともにリタイアする波瀾の展開となった。
ロレンソはグリッド3番手から好スタートを切り、ロッシを抜いて2番手で第1コーナーへ。続けて第2コーナーではM・マルケス(ホンダ)をとらえトップに浮上した。ロッシとマルケスがバトルを展開する間に、ロレンソはアドバンテージを0.6秒まで拡大。
しかし後続の2台もレースをあきらめたわけではなく、再び近づくと、3ラップ目にはマルケスがロレンソをとらえてトップに浮上する。2番手に後退したロレンソは、マルケスにぴったりとついて行き、その後方にはロッシが迫る。そして6ラップ目にはロッシがロレンソをパスして2番手に上がったが、その直後に転倒して戦列を離脱した。
この間にトップを行くマルケスが着々とリードを広げていたため、ロレンソは後方から追い上げてくるA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)との距離を意識し、2位確保を目指した。ところが残り5ラップとなったところで転倒、そのままリタイアとなった。
ロッシはポールポジションからスタート後、マルケスとロレンソに先行を許してしまう。その後はマルケスとA・エスパルガロ(スズキ)に挟まれ激しいバトルとなり、オープニングラップを終了した時点で3番手。
しかしここから再び追い上げを開始し、5ラップ目にはロレンソをパス。さらにトップを目指してペースを上げていったが、7ラップ目の第10コーナーで転倒した。
ロッシとロレンソは、それぞれ196ポイントと182ポイントでランキング2位と3位をキープ。コンストラクターズ・ランキングではヤマハが合計288ポイントとなり、トップから28ポイント差のランキング2位。チーム・ランキングでは、Movistar Yamaha MotoGPが合計378ポイントでランキング2位につけている。