投稿日: 2024.08.11 19:22
更新日: 2024.08.11 19:24
更新日: 2024.08.11 19:24
王者フェルスタッペンの戦い:批判の矛先となった夜中のシムレーシングを笑い飛ばす
Mathias Brunner
Translation:Kenji Mizugaki
F1第13戦ハンガリーGP、第14戦ベルギーGPでは表彰台を獲得できなかったマックス・フェルスタッペン。レース無線では公然とチームを批判を繰り広げたことで物議を醸したが、批判の矛先は普段の行動にまで向けられている。F1スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーが2連戦のレース週末を語る。
————————————–
F1世界選手権タイトルへの道程は、短距離走ではなくマラソンだ。この春から初夏を迎えるまで、現世界王者のマックス・フェルスタッペンは、4年連続のタイトル獲得に向けて順風満帆と思われていた。開幕から7戦すべての予選でポールポジションを獲り、レースでも5勝をあげていたからだ。
ところが、5月以降は状況が大きく変わってきた。まずはフェラーリが、それに続いてマクラーレンとメルセデスも急速に競争力を高めてきたのだ。フェルスタッペンは言う。「タイトルを防衛するには、さらなる努力が必要だ。僕らよりも他のチームの方が効率良く開発を進めてきている」