F1オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント
2016年F1第9戦オーストリアGP予選でトップ10に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1位
僕にとっては課題があるコースのひとつなんだが、今日の予選まで努力を積み重ねてきた。完璧なラップを走るのが楽ではないコースだし、僕にとってはベストのサーキットではないと認めざるを得ない。
僕はレイトブレーキングがうまいタイプのドライバーだけど、ここでは早めに減速して、最低速度を高めに保って走らなければならない。僕はあまりやらないタイプの走りだ。
ここは路面が乾くのがとても早い。この素晴らしい特徴によって予選が面白くなった。明日は気温が少し下がることを期待している。そうすればタイヤの管理が楽になり、いいスタートができるだろう。面白いレースになりそうだ。いい一日になるといいね。
(トップ3記者会見で、Q2でウルトラソフトでタイムを出した後、フェラーリとレッドブルがスーパーソフトでタイムを出したのを見て、メルセデス勢もスーパーソフトで出ていったことについて聞かれ)僕は言われたとおりにやっただけだよ! チームの戦略担当の人たちはウルトラソフトの方がいいと思ったんだと思う。でもフェラーリ勢が(スーパーソフトで)出たのを見て、僕らも出て行って、いいタイムを出せるかどうかやってみた方がいいと思ったんじゃないかな。
硬い方のタイヤの方が長持ちするから、(スーパーソフトでスタートするというのは)悪い選択肢ではない。彼らはスーパーソフトでタイムを出したんだよね? ウルトラソフトはレースでいいタイヤだとは僕は思っていない。たくさんの周回を走ろうとすると苦労するだろう。明日どういう戦略を取るか、興味深いところだ。
僕の方が前の位置からスタートするから、それがアドバンテージになればいいね。でもプラクティスでは僕のタイヤは4周しか持たなかったんだよね。だから苦労するのは間違いないけど、ベストを尽くす。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=2位
今日はチームが頑張ってくれた。ルイス(・ハミルトン)の担当チームも協力してくれて僕のマシンを予選に出られるよう準備してくれた。
雨が降って難しいセッションだった。完璧なラップを走ることができず、ルイスのタイムに届かなかった。ルイスがポールポジションからスタートするのに、僕は(ギヤボックス交換による)5グリッド降格ペナルティを受けるというのは痛い。それに(スーパーソフトでスタートする)他のクルマとウルトラソフトで戦うのは簡単ではないだろう。それでもエキサイティングなレースになるはずだし、あらゆる可能性が残されている。
(サスペンショントラブルについてトップ3記者会見で聞かれ)サスペンションが壊れた(としか言いようがない)。縁石に乗ったけど、普通のコーナー出口の縁石で、最初の薄いやつだ。
縁石には乗らないようにしなければ。予選の間もほとんどずっと避けて走った。一番プッシュしていた時は別だけど。