F1オーストリアGP決勝トップ10ドライバーコメント
2016年F1第9戦オーストリアGP決勝トップ10に入ったドライバーたちがレースを振り返った。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
(ニコ・ロズベルグとの接触について語り)最終ラップまで争っていた。彼はミスをして、イン側の縁石に接触し、(ターン1で)ワイドになった。
僕はうまく近づくことができた。ターン2に向かうところで彼はイン側をブロックした。僕はアウト側に行くしかなかった。
僕はレーシングライン上にいた。彼は僕のブラインドスポットにいたけど、そこにいるということは分かっていたので、僕はかなりワイドなラインを取った。
彼にはたっぷりスペースを残した。コーナーを曲がり始める時、僕はコースの端にいた。彼が僕に衝突したんだ。
(チーム内のミーティングは)もめたりしないだろう。何も言われないと思う。何が起きていたのか、はっきりと分かっていないけれど、自分がどこを走っていたのかは知っている。
問題は何もない。僕らは激しく戦っていた。時にはこういうことも起こる。
(表彰台で観客からブーイングを受けたことについて)もちろんいい気持ちじゃない。大好きな場所だからね。
でも彼らを許すよ。彼らにも自分の意見を持つ権利がある。
どうしてあんなことをするのか分からないけど、僕には何の影響もない。僕はこのレースを正々堂々と勝ったのだから。
■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位
F1でキャリア2度目のポディウムに上がれて、最高の気分だ。クルマもタイヤも期待どおりの働きをしてくれて、良いレースができたと思う。スタートで何台かをオーバーテイクして、彼らといいバトルができた。あれは本当に楽しかったね。
それ以降は主に単独走行のレースになり、終盤はキミ(・ライコネン)がかなりのペースで追い上げてきたが、何とか最後まで抑えきることができた。3位だと思っていたので、急に2位になったのには驚いた。でも、最終ラップで順位がひとつ上がったのは単純にうれしかったよ。
セーフティカーが出たことでずいぶん助かったのは間違いないし、そのおかげで戦略をうまく生かせたと思う。最後はキミのプレッシャーに対処する必要があったけど、ただミスをしなければいいだけのことで、今日はそれをうまくやりとおせた。フィニッシュまでトラブルは何もなかった。あえて言えば、トラフィックに引っかかったときにタイヤが冷えて、ちょっとトリッキーになったくらいだ。
今季のためにハードワークを続けてきたことが、こうしてポディウムフィニッシュにつながっているわけで、2017年に向けての見通しが明るいのは間違いない。そして、来週のシルバーストンでも良いレースができそうだ。僕らのクルマは、シルバーストンのようなコースを得意としている。ここでこれだけ戦えたのだから、来週にも明るい見通しを持てるはずだよ。