F1オーストリアGP決勝トップ10ドライバーコメント
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=5位
チームにとっては、本当に良い一日だったと思う。オーストリアでポディウムに上がるなんて、期待していなかったからね。もちろん、僕もマックス(・フェルスタッペン)と一緒にポディウムに乗りたかったが、僕のレースはちょっと残念な部分もあった。
レース序盤にターン8の手前で何台かに抜かれて、そんなはずはないだろうと思っていたんだけど、少しレースが落ち着いたところで、ただ僕が速くないだけだってことに気づいた。タイヤを酷使してパフォーマンスを引き出そうとした。何とかペースを維持することはできたものの、そのうち徐々にまわりのペースが上がってきて、僕は相対的にどんどん遅くなっていった。
とりあえず、なぜそうなったのかを調べて、原因を理解したいと思っている。僕のドライビングで何とかできる部分があるのなら、ぜひともそれを見つけたいからね。
レッドブルリンクとシルバーストンが2週連続開催であることは、僕にとってはありがたい。すぐに次のレースが始まったほうがいいんだ。シルバーストンではもっと良いレースをしたい。ここで僕がなぜ速くなかったのか、問題を解決するための時間は2、3日しかないけど、明日にはファクトリーへ行って調べてみるつもりだ。ともあれ、今日のレースに関して、思ったほど速く走れなくて残念だったのは確かだよ。
(Fox Sportsに対して語り)スタートはまずまずだったけど、あっという間に順位を落とした。ターン6の立ち上がりで3回も抜かれた。無線で訴えたよ。「ストレートで遅い。どうなってるのか、わからない!」ってね。エネルギーマネージメントと関係あるような気がした。序盤数周は何もかもがうまくいかなかった。
(その後は)リズムに乗ることができたけど、十分な速さがなかった。(セーフティカー後の)リスタートの後にはマックスの後ろにいたんだが、ついていけなかった。今日はいろいろやってはみたけれど、単に速さがなかった。何が原因なのか調べる必要がある。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ジェンソン・バトン 決勝=6位
難しいレースになると分かっていた。先頭近くからスタートすると、前がクリアな状態で走れて、多少思いどおりにレースを進めることができるから、間違いなく有利だ。でもここではDRSゾーンがふたつある影響で、後ろのマシンを押さえ続けることができなかった。ペースはまずまずだったけれど、いったん追いつかれると、オーバーテイクが可能だとは知らなかったような場所で抜かれてしまった。
それでも純粋な速さの面でウイリアムズに勝てたし、今日は戦略の面でも僕らは素晴らしい仕事をしたと思う。あらゆる要素を最大限に活用した。セッションをひとつ経るごとに、1回走るごとに、僕らは進歩していた。マシンをどんどん向上させることができた。
週末を通していい仕事をしたと思う。でも来週のシルバーストンでこういうポジションを得ることが期待できないのは分かっている。
すべてがうまくいったよね。上位でフィニッシュしたのは僕らよりずっと速いマシンばかりだから、レース序盤に彼らから抜かれずに走れたことにびっくりしている。
オーバーテイクできるだけの直線スピードがないから、トラフィックはきつかった。ストレートの半ばで他のマシンが見えなくなっていく。ストレート終わりでは追いつけるんだけど。でも楽しめたし、6位を獲得できてすごくハッピーだ。