投稿日: 2021.02.18 12:21
更新日: 2021.02.18 12:24
更新日: 2021.02.18 12:24
アルファタウリF1技術責任者エギントンが語る開発の裏側(2)あえてRB16のリヤ部を使わなかった2021年型『AT02』
翻訳・まとめ 柴田久仁夫 / autosport web
Kunio Shibata
話題の多かった2020年F1シーズンだが、ピエール・ガスリーとアルファタウリ・ホンダの初優勝は、中でも大きなハイライトだった。そのウイニングマシンAT01の開発責任者であるジョディ・エギントンに、レッドブルの姉妹チームのテクニカルディレクターとしての仕事、2021年型『AT02』の開発について聞いた(全2回)。
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レッドブルの車体パーツを極力使い回すという、100%自製に拘らないこのシステムは、エギントンによればむしろアルファタウリ側に好都合なことが多いという。
「中団チームは、予算も人員も決して潤沢ではない。100%自製しなければ、そこで余った資源を、狙った分野に集中的に投入できる。さらにレッドブルが1年間使い続けたパーツということで、信頼性も保証されている」