更新日: 2022.04.12 00:24
プレマ・セオドールレーシング 2017年ADAC F4第5戦ニュルブルクリンク レースレポート
レース1(シリーズ第13戦)
予選結果通りのスターテインググリッド。全車綺麗にスタートし、それぞれポジションアップをした2ラップ目が終了した時に#27 US Racingのニコラス・ニールセンのマシンが横転。SCが入ったがドライバーの救出に時間が掛かり赤旗中断。US Racingの共同代表、ラルフ・シューマッハの緊張した顔が何度もTVモニターに映し出された。
ドライバーは無事に救出されてメディカルセンターへ。レースは残り時間をフルレースする事で再開された。
LAP3の順位、ユーリ5位、エンゾォ7位、マーカス10位、ファンは15位から2ポジションアップし13位になっていて、この順位のままローリングでレース再開。
マーカスは22番手から大幅にジャンプアップしてきた#98 セドリック・ピロ(チームピロスポーツインターデンタル)とバトルとなり、一度は順位を譲り11位にドロップ。しかしラスト3周でピロを交わして10位の座を奪い返しフィニッシュ。
レース3はレース1の10位までがリバースグリッドになる為、この10位はマーカスにとって、とてつも無く大きな10位となった。
一方、このところ殻が弾けた様な活躍を見せ始めているエンゾォは#2 フレデリック・ベスティ(V.A.R.)と終始バトルをするが最後の4周で抜かれてしまい8位。しかしながらルーキークラス優勝。レース3の3番グリッドも手に入れた。
ユーリは2周目に5位に上がってからは前後のマシンとバトルをしつつその位置をキープ。そのままフィニッシュし、レース3の6番グリッドが確定。ファンも再スタート後の13位を維持したままゴール。こちらはまだ復調の芽は出てこない。
レース2(シリーズ第14戦)
日曜日の午前中のレースとして開催されたレース2。
こちらも予選結果通りのスターティンググリッドで、ユーリは5番グリッドからスタートし4位に。そして前後のマシンと激しいバトルをしながら6周目には3位に上がった。
6番グリッドからスタートしたエンゾォはポジションを一つ落として7位に。10番グリッドからスタートしたマーカスはスタートで2台抜いて8位にアップ。逆に14番グリッドのファンは15位にドロップ。
各車、随所で激しいバトルを繰り広げ、7周目が終了し8周目に入ったターン1。
#6 トム・ベックハウザー(ADAC ベルリン-ブランデンブルグ e.V.)が減速しないままタイヤバリアに突き刺さった。イエロー後、すぐに赤旗が掲示され2レース続けてのレース中断。このアクシデントでドライバーに怪我は無かったものの、タイヤバリアの破損が大きく修復に時間を要するとの判断からレース2は中止。7周で成立し、ポイントはハーフポイントにする事が決定された。
この結果、ADAC F4選手権のポイントリーダーであるユーリは3位表彰台となり、得点をさらに積み重ねた。
7位でフィニッシュのエンゾォはレース1に続きルーキークラスの優勝。レースで終始エンゾォとバトルをしていたマーカスは8位。ファンは15位でレース2を終えた。