NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018第2戦アトランタ レースレポート
ステージ3は、途中で軽い雨が落ちてきたこともあり、各車ピットインタイミングなどを考慮しながらの戦略戦となりました。
ステージ3の155周という周回数は、燃費やタイヤの摩耗から考えて、通常は間に3回のピットインを入れますが、イエローコーションが出ない展開となったこともあり、燃費戦の得意なハムリンは、ペースを抑えて燃費を伸ばし、2回のピットストップで最後まで走り切る作戦に。
その後降雨はなく、レースは最後まで続行。大半の上位勢が残り40周あたりで3度目のグリーンフラッグピットを終えると、ハムリンは首位に立ちましたが、残り30周を切ったところでエンジンブロー車両によりイエローコーション発生。
これで全車最後のスティントへ向けピットイン、仕切り直しとなり、ハムリンの燃費作戦は奏功せず。それでもハムリンは再スタート後の激しいバトルの末にトヨタ勢最上位の4位でチェッカー。トゥルーエクス・Jr.も5位に入り、トヨタ・カムリは2台がトップ5フィニッシュ。カイル・ブッシュも7位でチェッカーを受けました。
次戦第3戦は3月4日(日)、米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで行われます。
*コンペティション・コーション:レース前の降雨などで路面コンディションが変化した場合、タイヤの摩耗などをチェックするために主催側でスタート後一定周回後に予定して出されるコーション。
ドライバーコメント:デニー・ハムリン
「ロングランでのペースが良かったので、なるべくコース上に残り、ピットストップを減らす作戦を採りました。最後は狙い通りとは行きませんでしたが、我々のチームに取っては良い一日となりました。次戦ではどれだけ改善が進んでいるか楽しみです」