NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018第2戦アトランタ レースレポート
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第2戦 Active Pest Control 200
開催日:2月24日
ブレット・モフィットが初勝利!
最終周の大逆転でトヨタ・タンドラワン・ツー・フィニッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第2戦『Active Pest Control 200』が2月24日(土)にアトランタ・モーター・スピードウェイで開催されました。
今大会は、エクスフィニティ・シリーズのレース直後にトラック・シリーズが行われるダブルヘッダー開催。エクスフィニティ・シリーズのチェッカーが振られてから僅か45分後の午後5時ちょうどに1.54マイルオーバルを40周、40周、50周の3ステージ合計130周(200.2マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタートしました。
今大会は、まだ17歳のため規定により一周1.25マイル以上のレースに出場できないトッド・ギリランドに変わり、チームオーナーのカイル・ブッシュが出場。トラック・シリーズで通算49勝を挙げているカイル・ブッシュにとっては、記念すべき50勝目を目指しての参戦となりました。
そのカイル・ブッシュがポールポジションを獲得しましたが、スタートで19歳のノア・グラッグソンがチームオーナーのカイル・ブッシュをかわして首位に浮上。そのまま一度も首位の座を譲らずステージ1を制しました。
カイル・ブッシュは3位、10番手スタートから順調にポジションを上げたブレット・モフィットが4位、今季トラック・シリーズにデビューし2戦目の出場となる19歳のスペンサー・デイヴィスが10位に入りました。
ステージ2は、スタートしてまもなく首位を奪還したカイル・ブッシュが逃げ切りトップチェッカー。モフィットが3位。グラッグソンは中盤のピット作業でタイヤが外れずタイムをロスし、5位。デイヴィスが7位となりました。
ステージ3もスタートしてすぐに首位を奪ったカイル・ブッシュが支配しましたが、レースは残り6周でイエローコーション発生。全車ピットへ向かい、仕切り直しとなりましたが、ここでピットアウト直後にカイル・ブッシュの左後タイヤが脱落するアクシデント。カイル・ブッシュは勝利を目前にして大きく順位を落としてしまいました。
レースは延長され、残り2周の“オーバータイム”で再スタートが切られると、2列目3番手のモフィットが絶好のダッシュでインをつき、首位に浮上。
そのまま逃げ切って今季初勝利を飾りました。25歳と若手ながらカップ・シリーズでの参戦経験も持つモフィットにとってはトラック・シリーズ2勝目、そして今季より移籍した、元インディカードライバーの服部茂章氏がオーナーを務めるチームに初勝利をもたらすこととなりました。
グラッグソンは9番手の再スタートから一気にジャンプアップを決め2位でフィニッシュ。トヨタ・タンドラの若手ドライバーがワン・ツー・フィニッシュを果たしました。
次戦第3戦は3月2日(金)にラスベガス・モーター・スピードウェイで開催されます。
ドライバーコメント:ブレット・モフィット
「クレイジーなフィニッシュでした。最後は完璧なタイミングで、完璧なポジションにつけられました」
「チームが本当に素晴らしいクルマを用意してくれたおかげで、勝機をつかむことができました。このチャンスを与えてくれたチームクルーとすべてのパートナーに感謝しています」