NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018第15戦ミシガン レースレポート
NASCAR XFINITY SERIES
第13戦 LTi Printing 250
開催日:6月9日
降雨による順延・短縮レースでカイル・ブッシュが6位
6月9日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第13戦『LTi Printing 250』がミシガン・インターナショナル・スピードウェイで開催されました。
9日(土)決勝前の午前中に予定されていた予選は降雨によりキャンセルに。その後も降り続いた雨によりレースのスタートも順延され、予定されていた午後1時半過ぎから3時間遅れの午後4時47分に、2マイルオーバルを30周、30周、65周の3ステージ合計125周(250マイル:400km)して競われる決勝レースのスタートが切られました。
予選がキャンセルとなったことで、スターティンググリッドはオーナーポイントで決定され、ランキング首位の18号車を駆るカイル・ブッシュがポールポジションから首位争いを展開。その後方では、7番手スタートのクリストファー・ベルと11番手スタートのブランドン・ジョーンズがポジションを上げ、3,4位へと浮上しました。
しかし、ベルは3位走行中の17周目にスピンを喫しクラッシュ。チームの懸命の修復によりレースには復帰しましたが、3周遅れとなってしまいました。
カイル・ブッシュは首位を快走しステージ1を制覇。ブランドン・ジョーンズが5位。
3周遅れになっていたベルですが、他に周回遅れ車両がいなかったこともあり、“ラッキー・ドッグ(コーション発生時の周回遅れ最上位車両が1周取り戻せる救済措置)”を獲得。
このステージ間コーションで当初ピットインせずに1周を取り戻した分とあわせ、39位ながら1周遅れに戻りました。また、ステージ2の再スタートが切られて間もなく複数車両によるクラッシュが発生し、イエローコーションが出されたため、ここでも“ラッキー・ドッグ”を獲得したベルは、3周遅れから首位と同一周回にまで復帰しました。
ステージ2は終盤もにコーションが出され、最後の1周での再スタートに。この時点で空模様がかなり怪しくなっていたこともあり、ピット戦略が分かれました。カイル・ブッシュはここでピットに入り、ステージ間のコーションでピットに入らない作戦に。ステージ2はベルが9位。カイル・ブッシュは20位でフィニッシュ。
ステージ間のコーションでも上位勢の多くがコース上に残り、ベルが7位、カイル・ブッシュは20位で再スタート。しかし、ベルは再スタート後2周でクラッシュを喫し後退。
レースはその後2度のクラッシュによるコーションを経て、90周目に降雨のために中断。91周目をもって短縮終了となりました。カイル・ブッシュは追い上げましたが6位に終わりました。
次戦第14戦は6月17日(日)、米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで行われます。
ドライバー カイル・ブッシュ
「今日の我々のトヨタ・カムリは本当に速かったです。この素晴らしいパッケージでレースが戦えることに感謝します。ただ、結果は望んだとおりにはなりませんでした。感触では、我々は今日最速の一台でしたし、多くの車両をパスしました。しかし、コーションが多すぎました」