NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018第15戦ミシガン レースレポート
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第8戦 PPG 400
開催日:6月8日
18歳のトッド・ギリランドが6位
若手3台のトヨタ・タンドラがトップ10フィニッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第8戦「PPG 400」が6月8日(金)に米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催されました。
カップとエクスフィニティは遠く離れたミシガンでの開催。トヨタ勢はトラック・シリーズ戦に若手主体の体制で臨みました。
8日(金)午後8時10分、1.5マイルオーバルを40周、40周、87周の3ステージ合計167周(250.5マイル:約400km)して競われる決勝レースのスタートが切られました。
1か月ほど前に18歳の誕生日を迎え、高校を卒業したばかりのトッド・ギリランドは2戦目の1.5マイルオーバル戦(規則により18歳未満は1.25マイル以上のレースには出場できません)で、ポールから100分の2秒差で2番手グリッドを獲得。
1週間後に20歳の誕生日を迎えるノア・グラッグソンが3番手スタートからすぐに首位を奪うと、同じく19歳のスペンサー・デイヴィスとギリランドがこれを追い、20周目にギリランドが首位浮上と、若手によるトヨタ・タンドラが首位争いを展開しました。
28周目に12位走行中のブレット・モフィットがスピンし壁にクラッシュ。これでコーションが出されると、ギリランド、グラッグソン、デイヴィスらはステージ2での上位スタートを狙いピットイン。ステージ1はデイヴィスが7位、ギリランドが9位となりました。
デイヴィスの前にいた6台は全てステージ間コーションでピットインしたため、デイヴィスがトップでステージ2をスタート。50周目にギリランドがデイヴィスをパスし、トップに復帰しました。
ステージ2も終盤にコーションが出たためトヨタ勢はピットへ。ステージ3をギリランドがトップ、グラッグソン2位で再スタートしました。
ステージ3はベテランのジョニー・ソーター(シボレー)が首位争いに加わり、ベテラン対若手の争いに。
レースは残り17周というところで、再びモフィットがクラッシュ。残り周回を考慮して各チーム戦略が分かれました。トヨタの若手勢は全車ピットへ向かい、7位のギリランドにグラッグソン、デイヴィスと続いて残り13周での再スタート。
残り4周でまたもイエローコーションが出され、レースは最後の2周“オーバータイム”で決されることとなりましたが、トヨタ勢はそれ以上の追い上げならず。ギリランドが6位、デイヴィスが9位、グラッグソンが10位で、3台揃ってのトップ10フィニッシュを果たしました。
次戦第9戦は6月16日(土)にアイオワ・スピードウェイで開催されます。
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ドライバー トッド・ギリランド
「今夜の我々のトヨタ・タンドラは最高でした。チャンスはあったはずですが、最後は中団グループに入ってしまったことが悪かったのか、タイヤなのか原因は分かりませんが、ハンドリングの不調に見舞われ結果には繋がりませんでした」
「とはいえ、チームは最高の仕事をしてくれて、望み通りのトヨタ・タンドラを用意してくれました。チームを誇りに思っています」