更新日: 2021.02.22 15:43
アウディ陣営のコムトゥユー、4台の新型RS3 LMSをWTCRに投入へ。ベルトンとバービッシュを起用
現在34歳のバービッシュは、2018年のチームWTCR初年度にマカオで勝利を飾り、続く2019年にもスロバキアで9番手から逆転を飾る印象的な勝利を挙げている。昨季2020年はアウディのGT3プログラムに専念し、ニュルブルクリンク24時間を制覇する華々しい活躍を演じてきたが、2年ぶりにチームとWTCRに復帰することが決まった。
「この真新しいRS3 LMSで、アウディとコムトゥユー・レーシングを代表してWTCRに参戦できることを心から光栄に思い、深く感謝している。チャンピオンになることこそ、2021年に僕が思い描く唯一の目標だよ!」と、意気込みを語ったバービッシュ。
一方、そのバービッシュと2018年以来のチームメイトとなる31歳のベルトンは、昨季のWTCRで優勝と3回のポールポジション、2度のファステストラップを記録。ドライバーズランキングは8位に終わったものの、「チームとアウディのサポートを得て、ふたたびWTCRに戻るのは大きなモチベーションになる」と期待を込めた。
「僕らの前には新型の開発作業など多くの重責がある。でも僕はチーム全体に深く溶け込んで浸透したような感覚を持っているし、それは僕ら共通の野心を達成するために確かな後押しになる力だと思う。これを可能にしてくれたすべての人々に心から感謝したい」と、その責任と自覚を語ったベルトン。
2021年シーズンのWTCRは、改訂版の日程で少し遅れた6月3~5日の週末に開幕予定。その舞台は、アウディとしても新型モデルのデビューに自然と気合いの入る、地元ドイツのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェとなっている。