TOYOTA GAZOO Racing NASCARホームステッド レースレポート
ピットに入らず首位に立ったコール・ウィットはアウト側を選択。このウィットが再スタートで失速したため、その直後にいたエリック・ジョーンズも行き場を失い大きくポジションダウン。
イン側の最前列サドラーを、その後から好ダッシュを決めたサレスが第2ターンでパス。首位に立ったサレスは後続を退けて逃げ切り、トップでチェッカー。今季3勝目を挙げ、念願のドライバーズチャンピオンに輝いた。
本シリーズではトヨタにとって2009年のカイル・ブッシュ以来のドライバーズタイトル。そして、NASCAR史上でも初めての、メキシコ人(ラテン・アメリカ圏出身)ドライバーによるトップ3シリーズにおけるチャンピオン獲得となった。
トヨタはまた、マニュファクチャラーズ部門でも6年ぶりのタイトルを獲得。
サレスの19号車はオーナーズタイトル(車両オーナー:ゼッケンにかかる選手権)、そして、エリック・ジョーンズは9位に終わったものの、昨年のトラックに続き、エクスフィニティ・シリーズでもルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。
トヨタはエクスフィニティ・シリーズのタイトルを全て制覇することとなった。
来季の開幕戦は、2月25日(土)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される。
ドライバー ダニエル・サレス:
「夢が叶った。今の気持ちはなんと語っていいのか分からない。支えてくれた全ての人、そして家族に感謝する。
メキシコでレースを始めて、その後両親がアメリカでレースをするチャンスをくれた。英語を学び、新しい生活を始めて夢を追い続けた。
皆のおかげでここまでやってこられた。チームを本当に誇りに思う。メキシコの皆にも感謝する。本当に信じられない」