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投稿日: 2015.07.15 00:00
更新日: 2018.02.17 09:14

スーパーカーレース 第5戦・第6戦レースレポート


Super Car Race
PRESS RELEASE

■2015SCR第5戦レースリポート
予選はOLIVE SPA458GT3 NAORYU/佐々木孝太組がWポール・ポジション獲得!カテゴリーⅡはランボ上野嘉三、ポルシェ吉田広樹がPPスタート
 2015スーパーカーレースシリーズは富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎと転戦し第3ラウンド(第5戦、第6戦)が宮城県スポーツランドSUGOで行われた。2度目のSUGO大会は昨年と同じ7月の開催。青空が広がる絶好のコンディション。蔵王連峰もくっきりとその姿を現し、豊かなSUGOの緑もその色を一層あざやかにする中、カテゴリーⅠに2台、カテゴリーⅡに4台、カテゴリーⅢに1台の合計7台が参加して公式予選が行われた。

 今回注目はカテゴリーⅠ初参戦のFeelArt GT3Rの中原健二/坂本祐也組(ポルシェ911 GT3R)。坂本は長年スーパーGTのGT300クラスやスーパー耐久で活躍している実力派。ジェントルマンによるAドライバー予選でNAORYUがPP、中原が2位につけると、Bドライバー予選ではポルシェでのレース経験豊かな坂本が本領発揮。佐々木孝太がPPを獲得したものの、その差わずかコンマ786差の2位。あと一歩で逆転PPの快走。決勝に期待を抱かせる結果となった。

 カテゴリーⅡはAドライバー予選でEventdec Gallardoの上野嘉三(ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4)、Bドライバー予選で相建RIGHT★WAYの吉田広樹(ポルシェ911 GT3 Cup)がPPを獲得した。

第5戦決勝は中原/坂本組ポルシェの追撃を退け、フェラーリNAORYU/佐々木孝太組が連勝で今季通算3勝目。カテゴリーⅡはスタート直後にトップを奪ったTAD JUN JUNN/吉田広樹組ポルシェが第4戦に続いての2連勝!
 第5戦はAドライバーがグリッドに着いてローリングスタート。PPのNAORYUはコンビを組む佐々木孝太がプラチナドライバーのためピットストップでプラス15秒のハンディがある。

 2番手スタートの中原健次を引き離して佐々木にバトンを渡したいところ。1周目こそ2秒082の差を付けたが、その後は中原を引き離せない。逆に1秒あまりに迫られる場面もあった。結局8秒あまりの差をつけた18周目にトップ2台が同時にピットイン。このままでは逆転されてしまう。

 誰もがそう思ったが、なんとここで中原組ポルシェがタイヤ内圧の調整。バトンを受けた佐々木孝太がトップのままコースイン。中原からバトンを受けた坂本祐也が追ったものの、その差はじわじわと開き、NAPRYU/佐々木孝太組が第4戦に続いての連勝、今季3勝目を挙げた。

 カテゴリーⅡはクラス2番手スタートの相建RIGHT★WAY、TAD JUN JUN(ポルシェ911 GT3 Cup) がスタート直後の第1コーナー立ち上がりでPPのランボルギーニ・ガヤルド上野嘉三を抜いてクラストップ浮上。このチームもコンビを組む吉田広樹がプラチナドライバーのためピットストップでプラス15秒のハンディ。後続を引き離してピットインしたい。

 チームはTADがマージンを築いて吉田にバトンを渡す作戦だったが、その通りTADがじわじわと2位を引き離し大きなマージンを持ってピットイン。バトンを受けた吉田はトップのままコース復帰。あとはミスなく走るだけでよかった。TAD/吉田組は第4戦に続いての2連勝を飾った。またカテゴリーⅢ参戦のポルシェ山岸可樹/岩月邦博も危なげない走りを見せて完走した。