更新日: 2021.09.17 18:03
【ブログ】早くも“父超え”のロバンペラを筆頭に、若手の活躍に期待/WRCギリシャ現地特派員(後編)
“ターザン”のフィニッシュ近辺にあるカフェ。まだ薄明るい早朝から元気に営業してくれていました。前日もまともにご飯を食べていない私にとって、非常にありがたいサービスです。
エスプレッソ・フレッドは用意できないとのことでしたので、ノーマルにギリシャコーヒーを作っていただきました。1杯2ユーロで「ん?意外と高いな……」と思っていたら、500mlの水もついてきました。
レストランや一部のカフェでも、頼まずとも無料でミネラルウォーターを提供してくれるのはギリシャ独特のルールなのでしょうか。
過去にギリシャコーヒーを頂いた時には、独特の砂っぽさにびっくりしましたが、こちらは甘めに仕上げられていたので、最後まで美味しくいただきました。
フィニッシュポイントから移動すること数100m、雨は降ったり止んだりの繰り返しという状態です。
この先、天候が悪化しないことを願いつつ、頭上に日除け用として活躍するはずだった傘を固定して、木陰に隠れながらの観戦。
アクションカメラも枝にくくりつけてスタンバイ。
やっぱりカッコイイ、“アドリアン・フィエスタ”。
Mスポーツの若手ドライバー、ガス・グリーンスミスも今後が気になるドライバーのひとりです。
余談ですが、あまりに美しい彼のブロンドヘアに数秒間停止してしまった私です。
今回はパッとしなかったヌービル。チャンピオンシップ争いには痛い結果でした。
こちらは王者セバスチャン・オジエ。トップのカッレからこのステージだけで28秒離されたものの、安定のポディウム圏内をキープ。
午前中のSS13“ターザン1”を終え、一旦クルマへ帰還。これまで走り続けたヤリス、気づけば1500kmも走っていました。
尋常じゃない汚い車体の状態でレンタカー屋へ戻すと、稀にチャージされてしまうので、「明日は軽く洗車だな」と決めつつ、パワーステージのスタートまで数時間余裕があるので、一旦車内で仮眠をとることに。
最終のSS15スタートから30分程すると、4日間を走り終えたラリー車が続々とフィニッシュへ。
長い戦いを終えると、ラリースタート時には出ない貫禄を各車から感じられます。
2019年時までに見てきたほどのファンの多さはではなかったものの、やはりタナクファンのお客さんは特別賑やかでした。
なかなかチャンピオンシップ争いに食い込めない現在なので、残り3戦でのリカバリーに期待したいです。