更新日: 2023.08.06 13:33
トヨタ、1-3維持したまま最終日へ。豊田章男代表代行「エルフィンがチームに大きな力を与えてくれた」
2019年以来のラリー・フィンランド出場となるラトバラ“選手”は、競技3日目も非常に安定した走りを続け、総合5番手の座を維持している。
なおデイ2で首位を走りながらも、SS8でマシンがロールするアクシデントに見舞われたカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は既報のとおり、シャシーのダメージが大きくラリー期間中に修理をできないことから、ラリーからリタイアすることとなっている。
「残念ながらカッレ・(ロバンペラ)は今朝、再スタートすることができませんでしたが、エルフィン(・エバンス)の素晴らしい走りがチームに大きな力を与えてくれました」と語るのは、ラトバラ代表のドライバー復帰にともない今大会、チーム代表代行を務めている豊田章男TGR-WRT会長。
「ここフィンランドの道で、彼は自信を持ってクルマをドライブしていると思います。走れば走るほど自信が深まり、運転をより楽しめるようになっていく姿を見るのは、とても嬉しいことです」
「また、(勝田)貴元は一日を通して激しい戦いを続け、とくに最終ステージ(SS18)では良き友人であるカッレから、滑りやすいコンディションでの走りかたについてアドバイスを受けて走ったようです。私たちのドライバーがお互いを助け合いながら戦っていることを、とても誇りに思います」
「ヤリ-マティ(・ラトバラ)はステージ走行後のインタビューでたくさんお喋りしていますが、それは彼がラリーを楽しんでいるということなのでいいと思いますし、彼の笑顔を見ると私も楽しくなります」
ラリー・フィンランドの競技最終日となる8月6日(日)は、前日に続きサービスパークの南西エリアが戦いの舞台となる。このデイ4は2本のステージをミッドデイサービスを挟むことなく各2回走行する。このうち、SS19/21“モクシ-サーロイネン”は昨年大会の逆走ステージとなり、SS20の再走となる最終のSS22“ヒモス-ヤムサ2”は、ステージトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられるパワーステージとなっている。SS19~22の合計距離は51.64km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は309.61kmだ。