ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2023.09.30 11:05
更新日: 2023.09.30 20:35

ラリー・チリ開幕! 初日首位は4年前の勝者タナク。勝田貴元は6番手発進/WRC第11戦


ラリー/WRC | ラリー・チリ開幕! 初日首位は4年前の勝者タナク。勝田貴元は6番手発進/WRC第11戦

 自身5度目のワークス参戦となった勝田は、午前中のループで苦戦を強いられながらも、午後はセッティングを変更したことでペースが向上しロバンペラと6.9秒差の総合6番手につけている。彼の後方は50秒以上の間があいて“ラリー1デビュー戦”に挑むグレゴワール・ミュンスター(フォード・プーマ・ラリー1)が総合7番手につけている。WRC2勢のサミ・パヤリ、オリバー・ソルベルグ(ともにシュコダ・ファビアRSラリー2)が総合8、9番手。地元チリ出身のアルベルト・ヘラー(フォード・プーマ・ラリー1)が10番手に入った。

 なお、ラリー・チリの競技初日は大きなアクシデントも続発した。オープニングステージでは、エサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1)がフィニッシュ直前のコーナーでイン側のコンクリートブロックにフロントを引っ掛けてしまい、ロールをともなうビッグクラッシュを喫した。幸いラッピとコドライバーのヤンネ・フェルムは無事だったが、マシンの損傷が激しくヒョンデ・シェル・モビスWRTはラッピ組のリタイアをアナウンスしている。

 また、Mスポーツのピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)もSS3の15km地点付近でコースオフ。こちらもクルーの無事は確認されているものの、マシンがロールし大きなダメージを負ったことから翌日のラリー復帰は難しいと思われる。

 そのデイ2はサービスパークの南側エリアで、3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。SS7からSS12までのステージ合計距離は154.00kmとなり、これは3日間で最長。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は522.10kmに上る。

SS1でクラッシュを喫したエサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
SS1でクラッシュを喫したエサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
アルベルト・ヘラー(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
アルベルト・ヘラー(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
セレモニアルスタートの様子(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)
セレモニアルスタートの様子(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)
グレゴワール・ミュンスター(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
グレゴワール・ミュンスター(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ
カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ

ヒョンデ傘下にあるボストンダイナミクス社の犬型ロボット『Spot』がパドックを闊歩する。ただの散歩か、敵情視察か。
ヒョンデ傘下にあるボストンダイナミクス社の犬型ロボット『Spot』がパドックを闊歩する。ただの散歩か、敵情視察か……


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