更新日: 2018.04.06 16:59
次世代IMSAプロトタイプはハイブリッド搭載か。DPi参戦メーカーは支持表明
市販車が電気自動車へシフトしているなか、IMSA代表のスコット・アサートンは、特に今後のスケジュールを考慮した場合、最高峰クラスに向けた適切なテクノロジーが重要になることを認めている。
IMSAのDPiプラットフォームは最近1年延長されており、2021年シーズン末までは現行レギュレーションが維持される予定だ。
「ある者にとって難しいのは4~5年先を見据えて、市場状況や優先事項はどうなっているか、世界的なテクノロジーの進化は何を可能にするかといったことを考えることだ」とアサートンは語った。
「ここに座ってルールやレギュレーションを作っていると、そうしたことを考える段階が来る。デトロイトモーターショーやロサンゼルスモーターショー、ジュネーブモーターショーへ足を運べば、ほとんどすべての展示ブースに電動化の波が来ているのを実感できる。我々はそうしたことも意識しているのだ」
自動車業界を取り巻く状況を予測しようとすることは、関係者全員の共通基盤を見つけようと試みる上で、すでに複雑な状況を“さらに一層”複雑にすると、アサートンは語った。
「結局それはマニュファクチャラーと彼らが消費者に届ける製品に、関連性のあるものでなければならないと思う。直接的ではなくとも、つながりがあるべきだ」
「LMP1カテゴリーではすでにそうしたつながりが見られている。だが、DPiカテゴリーではまったくないのだ。DPiにすでに関与しているマニュファクチャラーと今後のことを考えて話をすると、全員ではないものの、その多くが次世代への進化は市販車とのつながりをもつべきだろうと考えている」