更新日: 2019.07.01 18:31
IMSA第6戦:苦節6年、マツダがついに初優勝。アキュラ・ペンスキー退けザ・グレンで完全勝利
オープニングラップで1台が姿を消すことになってしまったGTLMクラスは、フォードGT、コルベットC7.R、BMW M8 GTEが目まぐるしくトップを入れ替えていくなか、中盤になるとポルシェ911 RSRの2台レースをリードしていく展開となった。
しかし、4回目のFCYによってその貯金はゼロとなり、最後はニック・タンディ駆る911号車ポルシェとアントニオ・ガルシアの3号車コルベットによるマッチレースに。
直前のスティントを含め、約80分に渡って続いた接戦は0.452秒差で逃げ切ったタンディの勝ち。3号車コルベットが2位となり、3位にはフォード・チップ・ガナッシ・レーシングの67号車フォードGTが入っている。
GTDクラスはマイヤー・シャンク・レーシングの86号車と57号車アキュラNSX GT3 Evoがフロントロウからスタートを切るも、57号車はスタート時に後続に飲み込まれてしまう。また、1時間30分時点まで首位を守った86号車もライバルにポジションを開け渡してしまった。
しかし、86号車はそこから巧みなストラテジーで順位を挽回すると、レース残り1時間の段階で再び首位に返り咲く。最終盤は見た目上2番手となったが、首位を走るマシンが最後の給油のためにピットインしたことで事実上のトップとなり、最終的にポール・トゥ・ウインで今季初優勝を飾っている。
クラス2位は序盤にパンクに見舞われながら、86号車NSXと同様に見事なリカバリーをみせたターナー・モータースポーツの96号車BMW M6 GT3。クラス3位にはウェザーテック・レーシングの63号車フェラーリ488 GT3がつけた。3GTレーシングのレクサスRC F GT3は14号車がクラス5位、ラップリーダーにもなった12号車は同9位でレースを終えている。