更新日: 2019.10.06 23:30
WEC:開幕戦勝利のトヨタ、第2戦富士で最大1.4秒のハンデを負うことに
LMP1クラスのサクセス・ハンディキャップとともに、LM-GTE Amクラスでも今季から成功に基づいた性能調整が実施される。
このシステムは前戦および2戦前の優勝車に15kg、同2位は10kg、3位フィニッシャーには5kgのウエイトを課し、さらにランキングトップ3にも上位から15kg、10kg、5kgの重量増加をもたらすもの。すでにELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのGTEクラスで導入済みだ。
FIAの耐久委員会はこの従来のシステムをWECでも実行することを確認しているが今回、LM-GTE Amクラスではハンディを課す前に全車のミニマムウエイトを20kg減らし、その上でバラストを追加することとした。
第2戦富士では、開幕戦ウイナーとなったAFコルセのエマニュエル・コラール、フランソワ・ペロード、ニクラス・ニールセン組83号車フェラーリ488 GTE Evoが、前戦優勝分の15kgとランキングトップの15kgを合わせた計30kgのウエイト加算を受ける。
また、2位表彰台を獲得したアストンマーティン・レーシングの98号車アストンマーティン・バンテージAMRは20kg、クラス3位を得たMRレーシングの70号車フェラーリ488 GTE Evoも10kgのバラストを搭載して富士戦に臨むことが決定している。