ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.01.27 04:11
更新日: 2020.01.28 10:26

小林可夢偉、日本人初デイトナ24時間連覇! マツダ振り切り10号車キャデラックが2年連続優勝


ル・マン/WEC | 小林可夢偉、日本人初デイトナ24時間連覇! マツダ振り切り10号車キャデラックが2年連続優勝

 テストから好調な走りをみせ優勝が期待されたマツダチーム・ヨーストは中~終盤にかけて10号車の後塵を拝したものの、77号車がチームにとって初めての24時間レース完走を首位と同一ラップの総合2位表彰台を獲得する形で果たした。

 総合3位はロイック・デュバルが力走を見せた5号車キャデラック。アキュラは2019年シリーズ王者の6号車が4位となり、JDCミラー・モータースポーツの85号車キャデラックDPi-V.Rが5位に入っている。終盤ペースに苦しんだ55号車マツダは総合6位でフィニッシュ。レース序盤のクラッシュから復帰した7号車アキュラARX-05は総合8位で完走した。

 LMP2クラスは、序盤からレースの大部分をリードしたPR1マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソンにマシントラブルが発生したのを受けて、レース終盤にリードを奪ったドラゴンスピードの81号車オレカ07・ギブソン(ベン・ハンリー/ヘンリク・ヘドマン/コリン・ブラウン/ハリソン・ニューウェイ組)が逆転優勝を飾った。
 
 最終スティントまで激しいトップ争いが繰り広げられたGTLMクラスでは、ポルシェGTチームとの激闘を制したBMWチームRLLの24号車BMW M8 GTE(ジョン・エドワーズ/アウグスト・ファーフス/チェズ・モスタート/ジェシー・クローン組)が栄冠を奪取。チームにとっては昨年の25号車に続く2連覇となった。
 
 予選ワン・ツーからスタートしたポルシェ勢はラスト数分までチーム内バトルで観客を沸かせ、最終的に912号車ポルシェ911 RSRがクラス2位、僚友911号車ポルシェが3位表彰台を獲得している。
 
 GTDクラスは日本にゆかりのあるドライバー2名が終盤までトップ争いを展開。最後はアンドレア・カルダレッリ駆るポール・ミラー・レーシングの48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(マディソン・スノー/ブライアン・セラーズ/コリー・ルイス/カルダレッリ組)が、マルコ・マペッリ操るGRTマグナスの44号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoを逆転してクラス優勝を飾った。

 44号車ランボルギーニはクラス2位。同3位にはWRTスピードスター・アウディスポーツの88号車アウディR8 LMSが入った。
 
 日本車勢はマイヤー・シャンク・レーシングの57号車アキュラNSX GT3 Evoがクラス8位、道見真也も乗り込んだ86号車アキュラNSX GT3 Evoはクラス10位でフィニッシュした。エイム・バッサー・サリバンのレクサスRC F GT3は12号車がクラス12位、NASCAR王者カイル・ブッシュがラインアップに加わった14号車はクラス9位でレースを終えている。
 
 開幕戦を終えたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次戦第2戦セブリング12時間は3月18~22日、フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われる。“スーパーセブリング”と呼ばれる同レースはWEC世界耐久選手権とのダブルヘッダーイベントだ。

アキュラ・チーム・ペンスキーの6号車アキュラARX-05と、ポルシェGTチームの912号車ポルシェ911 RSR
アキュラ・チーム・ペンスキーの6号車アキュラARX-05と、ポルシェGTチームの912号車ポルシェ911 RSR
総合3位となったマスタング・サンプリング・レーシング/JDCミラー・モータースポーツの5号車キャデラックDPi-V.R
総合3位となったマスタング・サンプリング・レーシング/JDCミラー・モータースポーツの5号車キャデラックDPi-V.R
BMWチームRLLの24号車BMW M8 GTE
BMWチームRLLの24号車BMW M8 GTE
ドラゴンスピードの81号車オレカ07・ギブソン
ドラゴンスピードの81号車オレカ07・ギブソン
ポルシェGTチームの911号車ポルシェ911 RSR
ポルシェGTチームの911号車ポルシェ911 RSR
ポール・ミラー・レーシングの48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo
ポール・ミラー・レーシングの48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo
2020デイトナ24時間レース 決勝暫定結果
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