F1ヨーロッパGP 予選トップ10ドライバーコメント
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=1位
すごくエキサイティングな予選だった。Q3で最初のランを走るルイス(・ハミルトン)が僕の前でエスケープロードに入ったため、僕はペースを落とさなければならなくなり、そのラップを諦めた。
だからその後の1ラップにかけるしかなかった。でもそこですべてをうまくまとめることができた。ルイスが続けられなくなったと聞いて、ポールを確信した。
ポールポジションを獲得できて最高の気分だ。明日、最大のチャンスを手にするわけだから。ここは本当に厳しいコースで、ひとつもミスをすることが許されない。長いレースの中で、いろいろなことが起こるだろう。オーバーテイクが可能なコースだし、GP2のレースを見ても分かるとおり、セーフティカーも出動するだろう。そういうことにも備えておく必要がある。
ルイスは10番グリッドからのスタートになるけど、あっという間に上位に戻って来ると思う。最近では後方から2位でフィニッシュしたこともあった。見ている人にとっても興奮するレースになりそうだ。楽しみだよ。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=2位
特別な予選だった。Q3ではF1キャリアの中でも最高と言えるアタックをした。すべてのコーナーを最大限に活用し、ウォールにキスしながらの走行だった。
チームとして、すごく強力なパフォーマンスを発揮できた。同時に、最後のフリー走行での出来事と、そのためギヤボックス交換のペナルティを受けることについて、今でも自分に対して腹を立てている。フロントロウからスタートできるのに、7番グリッドにつかなければならないんだ。
今夜は思考をクリアにして、苛立ちを忘れ、レースで前に出ることに集中する必要がある。
予選に間に合うように、驚くべき仕事でマシンを修理してくれたチームに、大きな感謝の気持ちを伝えなければ。明日はお祝いができるような、特別な結果をもたらしたいと願っている。ミスを犯しやすい、とても難しいコースだから楽なレースにはならないだろうけれど、それが同時に順位を上げるチャンスを広げてくれる。レースに向けて、今もいい感触を抱いているよ。
今朝の自分のミスに、今も腹を立てている。だけど同時にすごくハッピーで、複雑な気分だよ。
クラッシュの後、少し自信を失っていた。でもうまく自信とリズムを取り戻すことができたんだ。
(ギヤボックス交換の)ペナルティで7番手からスタートする。チームにふさわしいのはもっと上のポジションなのに。