F1ヨーロッパGP 予選トップ10ドライバーコメント
■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=9位
今日は本当なら3位になれたと思う。赤旗が出た時、Q2のラップより0.5秒縮めてきていた。だから1分43秒9が見えていたんだ。余裕でね。
Q2で(バルテリ・)ボッタスに邪魔されたのはついてなかった。Q3で赤旗が出た後、残り2分の戦いになった時、彼はもう一度、全く同じことをしてきた。すごくついてないよ。でも僕らはペースはいい。(ボッタスと)話をする必要はない。明日に気持ちを集中させるだけだ。
GP2のレースから予想できるのは、たくさんのアクションとオーバーテイクがあるだろうということ。間違いなく面白いレースになるだろう。ルイス(・ハミルトン)が後ろからスタートするというのも面白い。彼はすごく速いだろうね。
このコースはたくさんのチャンスを与えてくれる。ストレートがいくつもあるしね。そしてコーナーでもオーバーテイクは可能だ。だから今日僕らが示したパフォーマンスには満足している。すべてがうまくまとまってきたから、明日はいいチャレンジができる。
セットアップでいい妥協点を探さなければならない。小さいリヤウイングを使っており、通常は僕らの強みであるダウンフォースを削っている。それでもいい状態だし、クルマがいいパフォーマンスを発揮していると思う。
(予選ラップで2度にわたってボッタスが追い抜きをかけてきたことについてFormula1.comに対し語り)彼の行為は賢明とはいえない。彼は僕のラップを台無しにし、自分自身のラップも台無しにしたんだ。一度なら忘れよう。でももう一度同じことをした。賢いとはいえないよ。
(予選後に話すつもりはあるかと聞かれ)ないね! 僕から行く必要はない。彼が僕のところに来るべきだ!
(一度目は)彼がロックアップしたから、ヒットされるのが怖くて、僕はワイドなラインを取った。おかげでその(タイヤ)セットを失った。それでピットインしなければならず、1回のランしか走れなかった。全く愉快じゃないね。
あの時、彼は何も考えていなかったと思う。
彼の行為は危険だった。危険で不必要で賢くなかった。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=10位
うまく決められるか決められないかは紙一重で、今日の僕はうまく決めることができなかった。昨日はすごくいいリズムで走っていたけれど、今日は全くそれができなかった。
はっきりした答えや言い訳はない。正しいエイペックスや正しいブレーキングゾーンにつけなかった。時にはそういうこともある。今日はそういうセッションだったというだけのことだ。
僕のミスだ。チームに謝罪し、明日の決勝で挽回に努めたい。このあたりのポジションから順位を上げていくのは簡単ではないので、明日はダメージを最小限にとどめるレースになる。優勝争いができるかどうかはかなり疑問だけれど、ベストを尽くし、できるだけ多くのポイントを持ち帰る。
マシンは好調だし、ほとんどのライバルたちよりもペースが勝っている。1コーナーでアクシデントがあってもそこをうまく抜けて、どこまで行けるかを見てみるよ。
(今日うまくいかなかったのは)誰のせいでもない。僕自身がうまくやれなかった。(Q3の)どちらのラップも0.4秒縮めてきていた。だから速かったのは間違いない。
ターンインが少し早すぎた。(ウォールへの)ほんのわずかな接触だったけれど、そのラップを走り切れなくなった。
(土曜にセットアップ変更を行ったことについて)金曜とはマシンが違っていた。ブレーキは金曜の方がよかった。いくつか変更をした後、土曜はあまりよくなかった。金曜と同じ場所でブレーキングできなかった。(セッティング変更に)適応できず、いくつかミスをした。
クルマの感触が金曜とは違っていた。それでもポールを取るには十分だったけど。
クルマのせいじゃない。僕がリズムに乗れなかった。予選だけじゃなく、プラクティスの間もそうだった。
でも日曜には新しいチャンスがめぐってくる。ここからでも勝つのは不可能だとは言えないよ。