F1ヨーロッパGP 決勝トップ10ドライバーコメント
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=7位
スタートでいいポジションを得たので、何とかニコ(・ロズベルグ)をとらえようと狙っていた。ひとまず2番手をキープして、最初の2、3周はかなりいい感じだったんだ。セブ(ベッテル)が迫ってくる様子もなかったしね。
ところが、3周目以降はリヤがスライドし始めて、どうにもコントロールできなくなってきた。そんなわけで、最初はとても楽観的だったのに、一転して先行きが不透明になったんだ。
戦略が間違っていたとは思わない。1ストップで行ければ理想的だったけど、状況が変わってきて、結局2ストップを余儀なくされた。最初の2つのスティントは遅かったものの、第3スティントでは少しペースを取り戻すことができて、(ニコ・)ヒュルケンベルグをパスしたよ。あのオーバーテイクは楽しかったね。
マックス(・フェルスタッペン)も同じ問題に苦しんだようだから、僕らとしては、どうにも仕方のないことだったんだ。今日のところは、これ以上はムリだったと思う。でも、たとえばシンガポールのように、僕らは気温の高いレースではいいパフォーマンスを見せてきたのだから、今日はどうしてこうなったのかよく理解しておく必要がある。
ちょっとばかり予想を外してしまったことは確かだ。昨日、僕は今季最高のレースになるかもしれないと言って、みんなに期待を持たせたのに、あまりパッとしなかったからね。
■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=8位
スタートはトリッキーだったけど、最後はいい形で終われた。スーパーソフトとソフトでは、リヤのデグラデーションが大きくてどうしようもなかったのに、ミディアムに履き替えてからは最後まで快調に飛ばしていくことができた。
ラップタイムもどんどん速くなって、何とか8位まで挽回できたし、あと少しで7位にも手が届くところだった。僕のスタートポジションからでは、上位のドライバーに追いつくのは難しかったと思うけど、終盤にはいい仕事ができたと思う。
もちろん、できればもっと上の順位でフィニッシュしたかったよ。でも、今日のところはそれは不可能だった。レース中の最速ラップは3番目に速かったのだから、全体としてそれほど悪くはなかったと思う。