【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】フォルクスワーゲン グループ、2009 年に販売記録を達成

フォルクスワーゲン グループ、2009 年に販売記録を達成

・販売台数は 1.1%増となる629 万台
・全世界における市場シェアは 11.4%*1（2008：10.3%）に増加
・フォルクスワーゲン ブランドの販売台数は 7.8%増となる395 万台

2010年1月11日、デトロイト/ウォルフスブルグ：
フォルクスワーゲン グループは2009年に前年度の実績を上回り、販売台数の新記録を達成しました。合計で629万台（2008年：623万台、1.1%増）*2（の車両がお客様のもとへ届けられました。この数値とは対照的に、世界の乗用車市場は、6%強の落ち込みを記録しています。困難な経済環境の中、ヨーロッパ最大手自動車メーカーであるフォルクスワーゲン グループの世界乗用車市場におけるシェアは11.4%（10.3%）に上昇しています。

「フォルクスワーゲン グループは昨年、精力的に製品ラインアップの拡充を図りました。革新的で環境に優しいモデルによって、フォルクスワーゲンは、困難な状況下において、前年度の販売台数を上回りました。この新たな販売記録によって、当社の競争力を一層高めることに成功しました」と、グループ販売・マーケティング担当取締役であるクリスティアン クリングラーはコメントしています。

クリングラーは、2010年も厳しい年になるであろうと予測しています。「世界の自動車市場において、継続的な回復の兆しは見えていません。しかしながら、中国やブラジルといった新興市場では、好調を維持しています。このような市場で当社の強い存在感を示すことによって、わずかながら増加が見込まれる世界市場に歩調を合わせていきたいと考えています。」

最大の市場である中国、ドイツ、ブラジルでは明らかな上昇傾向

フォルクスワーゲンは、グループにとって3大市場である中国、ドイツ、ブラジルにおいて、2009年全体を通して好調な販売を記録しています。中国における販売台数は、36.7%増の140万台（103万台）となりました。ドイツでは、フォルクスワーゲン グループ全体で124万台（106万台、17.5％増）の車両を販売しています。ブラジルにおける販売台数は、8.7％増となる68万8,300台（63万3,300台）でした。

フォックス、ポロ、ゴルフ、シロッコ、ティグアン、パサートCCというフォルクスワーゲン ブランド車種、そしてアウディQ5、セアトのイビザやエクセオ、シュコダのファビアやスパーブの好調な販売が、今回の記録達成に特に貢献しています。

アジア/太平洋地域においても、フォルクスワーゲンは前年比大幅増となる155万台（117万台、32.1%増）を販売しています。南米における販売台数は、前年比2.2%増となる81万5,100台（79万7,700台）でした。

市場が11%以上落ち込んだヨーロッパでは、328万台（353万台、7.1%減）の車両を販売しました。市場全体が20%強も縮小した北米の販売台数は、46万7,500台（50万2,900台、7.1%減）となりました。

フォルクスワーゲン ブランドの販売が大幅増、シュコダとアウディも市場を上回る業績

フォルクスワーゲン ブランドも、前年比7.8%増となる395万台（367万台）を販売し、新記録を達成しました。最大の市場である中国では、32.4%増となる112万台（84万台）を販売しました。ニュー ボーラ、ジェッタ、パサート マゴタン、ラビダが好調な販売を記録しています。ブラジルでも、18.4%増となる62万3,000台（52万6,300台）の車両を販売し、大きな成功を収めました。ブラジルのベストセラーカーである新型ゴルが特に大きな伸びを見せています。フォルクスワーゲン商用車の販売台数は、2009年の資財産業における経済危機の影響を大きく受けた結果35万4,800台（44万7,200台、20.7%減）となりました。

シュコダやアウディは、市場を上回る業績を残しています。チェコのブランドであるシュコダは、昨年68万4,200台（67万4,500台、1.4%増）を販売しました。特に中国およびドイツにおける伸びが顕著で、ポーランドとフランスでも販売を伸ばしています。

アウディは、昨年度の販売予測を上回る94万9,700台（100万3,000台、5.4%減）の車両を販売しました。この結果は、アジア/太平洋地域における高い成長率と、カナダおよびブラジルなどの好調な業績によるものです。アウディは、ヨーロッパ最大のプレミアム ブランドの地位を堅持しています。米国において、アウディはプレミアム市場の推移を大幅に超える販売を記録し、同セグメントにおける市場シェアを8.3%（7.1%）に伸ばしています。

セアトは、2009年に33万6,600台（36万8,100台、8.6％減）の車両を販売しました。この結果には、本拠地スペインの市場が約18%落ち込んだことが特に響いています。スペインとは対照的に、ドイツ、フランス、メキシコといった主要な市場では販売を伸ばしています。

*1： 市場全体の暫定値を基に計算。
*2： 2009年1月・2月はスカニアを除き、フォルクスワーゲン商用車トラック＆バスを含む。
カッコ内は前年同期の数値。