ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2024.01.22 12:35
更新日: 2024.01.22 14:24

キャデラックが新レコードで予選1-2。GTDでは宮田組レクサスがクラス最速に【デイトナ24時間】


ル・マン/WEC | キャデラックが新レコードで予選1-2。GTDでは宮田組レクサスがクラス最速に【デイトナ24時間】

 LMP2の予選では、ベン・キーティング(ユナイテッド・オートスポーツUSA)が2号車オレカ07・ギブソンを駆りクラス最速に。“最強ブロンズドライバー”として知られる52歳のアメリカ人は1分38秒501を記録し、クラス2番手となった52号車オレカ(インターユーロポル・バイ・PR1マティアセン・モータースポーツ)のニック・ブールに0.101秒差をつけてみせた。

 クラウドストライクの共同創業者兼CEOであるジョージ・カーツは04号車オレカ(クラウドストライク・レーシング・バイ・APR)を駆り、トップと0.751秒差のクラス3番手に。ガー・ロビンソンは74号車オレカ(ライリー)で1分39秒297を記録。このトップ4までが首位から1秒以内に入っている。

 92号車ポルシェ911 GT3 R(ケリーモス・ウィズ・ライリー)が起こしたアクシデントの影響で赤旗が出され、その後セッションタイムが延長されたGT予選では、“Rexy(レキシー)”の愛称で親しまれているAOレーシングの“恐竜カラー・ポルシェ”がトップ通過。セバスチャン・プリオールが77号車ポルシェ911 GT3 Rで1分44秒382をマークし、GTDプロクラスのポールポジションを奪った。

 わずか0.080秒差の2番手にはジャック・ホークスワースがドライブした14号車レクサスRC F GT3(バッサー・サリバン)が続き、姉妹車の12号車レクサスRC F GT3がGTカーの3番手、GTDクラス最速タイムをマークした。宮田莉朋のチームメイトであるパーカー・トンプソンがステアリングを握ったこのクルマは、GTDクラス2番手タイムを記録した86号車ポルシェ911 GT3 R(MDKモータースポーツ)を0.043秒差で退けている。

 キャサリン・レッグが乗り込んだ66号車アキュラNSX GT3エボ22は、1分44秒640で一時クラストップに位置していたが、最終的にはレクサスとポルシェにかわされGTDクラス3番手に。GTDプロクラスの3番手はアントニオ・ガルシアがアタックを担当した3号車シボレー・コルベットZ06 GT3.R(コルベット・レーシング・バイ・プラット・ミラー・モータースポーツ)だ。前日に電気系トラブルを抱えていた新型コルベットのタイムは1分44秒786で、GTカー全体では9番手となっている。

 新型フォード・マスタングGT3は、ディルク・ミューラー(フォード・マルチマチック・レーシング)の65号車がGTDプロ9番手となり、これが陣営最上位。ハリー・ティンクネルの姉妹車64号車も同13番手に沈むなどペースが上がっていない。

GTDプロクラスはAOレーシングの77号車ポルシェ911 GT3 Rがポールシッターに。最速タイムを記録したのはセバスチャン・プリオール
GTDプロクラスはAOレーシングの77号車ポルシェ911 GT3 Rがポールシッターに。最速タイムを記録したのはセバスチャン・プリオール
GTDクラスの予選を制したパーカー・トンプソンと14号車レクサスRC F GT3(バッサー・サリバン)
GTDクラスの予選を制したパーカー・トンプソンと12号車レクサスRC F GT3(バッサー・サリバン)


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