更新日: 2024.01.29 13:01
新型マスタングGT3、デビュー戦のデイトナはアクシデントもあり6位。「多くを学び」次戦への期待も
マルチマチックのドライバーであるティンクネルは、GTDプロクラスで優勝したリシ・コンペティツィオーネの62号車フェラーリ296 GT3にはつねに手が届かなかったと認めながらも、デビュー戦でのマスタングGT3のパフォーマンス、とくにレース序盤の走りに満足感を示している。
「スタートはとても良かった」と彼はSportscar365に語った。「僕たちはコース上で最速のクルマだったし、ペースでもレースをリードしていた。テストからレースまで、また一歩前進できたと思う」
「僕たちはスタートから全力で走り、他のマシンはどんどん速くなっていったように見えた。すべてを出し切ったことを誇りに思うし、タイムにもそれが反映されていると思う」
「僕たちはここで多くのことを学んだ。ディフューザーの小さな問題さえなければ、このクルマはとても信頼性の高い走りをしていた」
「昨年のポルシェ911 GT3 Rは(デイトナで)かなり苦戦したが、彼らはセブリングで優勝した。だから自信はあるし、そこでBoPの調整もあるかもしれない」
「セブリングでは多くのテストをこなしたから、僕たちはいいベースを持っていると思うし、そこに楽観的に行けると思う」
64号車のディフューザーにダメージを与えた接触について、ティンクネルは次のように語っている。
「後ろから(アール・)バンバーにタップを受けた。ターン6に進入するときにチェックされたんだ。接触した角度が悪くて、ディフューザーを傷つけてしまった」
「また、55号車マスタングGT3(プロトン・コンペティション・フォード)のディフューザーも損傷してしまった。僕たちはあそこで6周を失い、最終的には7周遅れだったと思う」
「(この事件がなければ)おそらくクラス4位になっていただろうし、そうなればプログラムとしてはメガ・スタートだったと思う。しかし、最後のパフォーマンスの差は大きすぎた」
「セブリングでは、もう少しペースを上げていけることを願っているよ」
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