更新日: 2024.06.21 22:07
ル・マンで代役務めたホークスワース、「レクサスを勉強中」のアコーディスASPの将来を楽観視
レギュラーメンバーの木村武史、エステバン・マッソンと87号車レクサスをシェアしたホークスワースは、ウェザーテック選手権で使用されているミシュランタイヤとWEC世界耐久選手権のグッドイヤータイヤのコントラストが2台のマシンの重要な違いを生んでいると指摘し、マシンの挙動やセットアップ方法において「すべてが変わる」と述べた。
「正直なところ、タイヤは大きなポイントだ」とIMSAのGTチャンピオン。
「ミシュランのタイヤとグッドイヤーのタイヤはまったく違う。同じクルマでも、どちらかのタイヤを履くとそれはまったく異なるフィーリングになる。本当に、違うタイヤを履くとすべてが変わるんだ」
「ホモロゲーションという点では、エアロキットがわずかに異なる。それ以外の大きな違いはやはりタイヤで、グッドイヤーかミシュランかで違うこと、そしてそのタイヤでのセットアップ哲学だ。全体的な変更というよりは細かい部分の違いだね」
Sportscar365が以前報じたように、アコーディスASPチームが走らせるレクサスRC F GT3は、WECの空力性能ウインドウに収まるよう大幅な空力修正が行われている。
ホークスワースは、WEC仕様のRC F GT3がル・マンで5番手タイムを記録するなど「ストレートではかなり優秀だ」としながらも、「リンゴとオレンジを比べるようなものだ」と認めている。
「アメリカではその逆で、ストレートでは少し遅いんだ」と彼は言う。
「でも、リンゴとオレンジを比べるのは難しい。アメリカでは通常、コースが少しタイトで狭いから、クルマにダウンフォースをたくさんかけている」
「それに対して(ル・マンでは)長いストレートがあるから、マシンのダウンフォースはかなり削られていて、少し軽く感じられる。だから比較するのは難しいよ」