ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2024.09.14 18:22
更新日: 2024.09.14 18:34

2025年の体制に揺れるポルシェ。IMSA行きが噂されるクリステンセンは「WECに残るために戦う」


ル・マン/WEC | 2025年の体制に揺れるポルシェ。IMSA行きが噂されるクリステンセンは「WECに残るために戦う」

 IMSAチームからWECチームへの加入が噂されるジャミネと同様に、ジュリアン・アンドラウアーも今年、カスタマーチームのプロトン・コンペティションで素晴らしい走りを見せたことから、来年のWECでファクトリーカーをドライブする可能性があると囁かれている。

 これは、現在ケビン・エストーレ、ローレンス・ファントールと6号車ポルシェ963をドライブして選手権をリードしている、アンドレ・ロッテラーに影響を与える可能性がある話だ。

 しかし11月に43歳になるロッテラーは、今年のキャンペーンが成功すれば、ポルシェが2025年シーズンも6号車のドライバーラインアップを変更しないことを納得してくれるのではないかと期待している。

 Sportscar365から、来シーズンも現在のクルマをドライブし続ける自信があるかと尋ねられたロッテラーは、次のように答えた。

「そう願っている。僕たちはチャンピオンシップをリードしているし、良い仕事をしていると自負している。僕、ローレンス(・ファントール)、ケビン(・エストーレ)は良いトリオだと思う。僕らのエンジニアたちも一緒だ」

「僕たちは多くのレースで強さと一貫性を見せてきた。全員がチームの中で自分の役割を持っているんだ。だから、彼らが必要のないことを変えないことを望むよ」

 ディウグイドが今週末、富士スピードウェイで記者団に語ったところによると、2台のドライバーラインアップはまだ確定していないが、ファクトリーロースター全員のパフォーマンスに満足しているという。

「すべての選択肢がまだ検討されている」と彼は述べた。「私たちは(決断に)近づいていると思う。ただし、決定のタイムラインがあるとは言えない」

「以前にも言ったように、現在の10人のドライバーは全員が本当に良い仕事をしている。私たちは悪い人材プールから選んでいるわけではない」

2025年のラインアップに揺れるポルシェ。IMSA行きが噂されるクリステンセンは「WECに残るために戦う」
ケビン・エストーレ、ローレンス・ファントールと組み、6号車ポルシェ963をシェアしているアンドレ・ロッテラー 2024年WEC第7戦富士

■6時間レースで3名を維持するメリット

 WECが提案している“ドライバー3名体制の義務化”が来年に向けて承認される見込みがないため、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのマネージングディレクターは一部の6時間レースで2名体制を検討する可能性を示唆したが、同時に3名を維持することの利点を指摘した。

「それは私たちが検討していることのひとつだ」と語ったディウグイド。

「もうひとつ考えているのは、これらの6時間レースは現在ほぼスプリントレースになっているということだ。ふたりのドライバーを交互に走らせるのは、肉体的というよりもミスをしないようにする部分で精神的にかなり難しい」

「とくに今年のWECクルーの強みのひとつはミスの数が非常に少ないことだと思う。そのおかげで勝てるポジションにいるのだと思う」

「私たちはペースだけでなく、信頼性だけでなく、すべてを考慮して成功できるように最適なポジションに配置しようとしている」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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