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投稿日: 2020.06.13 11:30
更新日: 2020.06.16 10:16

GT3ベースのカテゴリー統合、その鍵を握るのはACO【ジョン・ダギーズのGTEコラム後編】


コラム | GT3ベースのカテゴリー統合、その鍵を握るのはACO【ジョン・ダギーズのGTEコラム後編】

 それでもまだ数多くの問題が残っている。はっきり言えば、ル・マン24時間を主催するACOフランス西部自動車クラブがGTEと類似する規則を採用するかどうかだ。
 
 だが、もし彼らが承認すればIMSAのGTLMと、WECのLM-GTEは2022年まで同一のクラス構成で運営できる可能性があるばかりか、マニュファクチャラーの関与をさらに鼓舞することになるだろうし、新型コロナウイルスの流行前のレベルに支出を減らすことさえできるだろう。

 GT3マシンはACOが運営するチャンピオンシップにおいて馴染みのないものではない。このカテゴリーはAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズ、ミシュラン・ル・マン・カップに採用されており、最近まではELMSでも受け入れられていた。

 重要なことは、スポーツカーレースの将来を守るために、今、変化が必要とされているということだ。

 前例のない時代には、前例のない手段を必要としており、カテゴリーの統一はこのスポーツにおいて増大するジレンマに対し、唯一すぐに出せる答えであると思われる。

2020年に登場したシボレー・コルベットC8.Rは、フェラーリ488やアストンマーティン・バンテージと同様にGTEとGT3の切り替えが可能であると思われる。
2020年に登場したシボレー・コルベットC8.Rは、フェラーリ488やアストンマーティン・バンテージと同様にGTEとGT3の切り替えが可能であると思われる。
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権ではGTEカーを用いるGTLMクラスと、GT3カーで争われるPro-AmのGTDクラスがプロトタイプカーと混走している。
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権ではGTEカーを用いるGTLMクラスと、GT3カーで争われるPro-AmのGTDクラスがプロトタイプカーと混走している。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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