更新日: 2020.09.04 21:19
IMSA:マツダは3人、アキュラはふたり。2デイの6時間レースで優先すべきは時間か、体力か
ブリスコーは、開幕戦でチームに加わったスコット・ディクソンを、ロードアトランタでのラインアップに戻すことを検討していた、と明らかにした。
「ドライバーが3人いることは、アドバンテージになるかもしれない」とブリスコーは認める。
「実際に僕はスコットを加えることをチームに提案した。プラクティスの時間は限られているから、長所も短所もあると思う」
「3人目を登録すると、マシンに乗る時間を割り振らなければならない。1時間のプラクティスが2回あるけど、そこで赤旗が出てしまう可能性だってある」
「僕たちは、多くのセットアップメニューを持ち込むつもりだ」
「過去数戦で、多くのことを学んだ。いま、僕らのセットアップは以前とは少し違う方向に進んでいるんだ。トラックに戻ったら、評価したいことは山ほどある」
「レギュラーふたりを維持する大きな理由は、その作業に集中することができるからだよ」
「ただ、僕らの身体のケアをどうするか。スティントの間で確実に体力を回復させる方法などについても、レンガーやチームとよく話さないといけないね」
現在、DPiのチャンピオンシップで6ポイントのリードを獲得している10号車だが、開幕戦のデイトナ24時間以来、勝利からは遠ざかっている。
「もしスコットがドライブするすべてのレースで勝つというのであれば、彼をラインアップに加えたいよね」とバン・デル・ザンデは言う。
「それについては話し合ったけど、今回は2デイイベントで、練習の時間はほとんどない」
「であるならば、次に問題になるのは僕とライアンの体力だ。幸いふたりとも、充分に体力はあると思う。だから僕らは2名体制でいくことにしたんだよ」
今回のロードアトランタでは2名体制を採るWTRとペンスキーの2台だが、10月に同じトラックで行なわれるモチュール・プチ・ル・マンではそれぞれディクソン、シモン・パジェノー、アレクサンダー・ロッシというサードドライバーが加わる予定となっている。