更新日: 2024.07.13 12:51
B-Max Racing Team 2024スーパーフォーミュラ富士公式テストレポート
最終セッションは5番⼿、⼿応えを掴んでテストを終える
San-Ei Gen with B-Max(チーム代表 宮⽥雅史)は、7⽉7〜8⽇、富⼠スピードウェイで⾏われた全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権の公式テストに参加しました。両⽇ともに予定したプログラムをこなし、最終セッションでは5番⼿のタイムを記録するなど、充実したテストになりました。
ここまでシリーズ3戦を終え、徐々に調⼦も上向いているだけに、夏の富⼠、もてぎの2連戦でさらに上を⽬指すための⾞両データの収集と、SFで富⼠初⾛⾏となる⽊村選⼿の⾛り込みを⽬的にテストに臨みました。
■テスト1⽇⽬(7⽉7⽇(⽇)セッション1:9:30〜11:30/セッション2:14:00〜16:00)
全国的に猛暑となったこの⽇、富⼠スピードウェイにも朝から強い⽇差しが照りつけました。初⽇は、順位、タイムは⼆の次として、データの収集をメインに、セッティング変更を繰り返しながら周回を重ねました。
⽊村選⼿は、⾃⾝のドライビングを修正しつつ、1分25秒から26秒台でコンスタントに周回を重ね、両セッションで、それぞれ42周、43周を⾛り、トータル85周と参加ドライバーのなかでもっとも多い周回数を記録しました。
50号⾞ ⽊村偉織
Ses.1 ベストタイム(順位):1分25秒299(19/21)
Ses.2 ベストタイム(順位):1分24秒312(17/21)
Ses.1 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:29度、路⾯温度:41度
Ses.2 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:32度、路⾯温度:50度
■テスト2⽇⽬(7⽉8⽇(⽉)セッション3:9:30〜11:30/セッション4:13:30〜15:30)
この⽇はやや薄曇りとなりましたが、蒸し暑さに変わりはありませんでした。
午前のセッションでは、前⽇に引き続き⾞両のデータを収集しながら、途中ニュータイヤを投⼊してのアタックも⾏いました。初⽇から少しずつ⾛り⽅を修正してきた⽊村選⼿は、9番⼿のタイムをマークしました。
午後は、気温が⽐較的低くコンディションの良かった前半にアタックを⾏い、このセッション5番⼿のタイムをマークしました。後半は決勝を想定したロングランのテストを⾏いましたが、安定して1分25秒台で⾛り、⾮常に良い感触を得ました。
2⽇⽬もトラブルフリーで85周を⾛り、2⽇間で総周回数は参加者中2番⽬に多い170周を記録。富⼠戦に向け⼿応えを掴むことができ、充実したテストとなりました。
50号⾞ ⽊村偉織
Ses.3 ベストタイム(順位):1分23秒504(9/21)
Ses.4 ベストタイム(順位):1分23秒532(5/21)
Ses.3 天候:曇り、コース:ドライ、気温:28度、路⾯温度:38度
Ses.4 天候:曇り、コース:ドライ、気温:31度、路⾯温度:43度
■チーム監督 本⼭哲コメント
「テストはスケジュールどおり進みました。クルマもエンジニアの⽅でさまざまなトライをすることができましたし、偉織選⼿のドライビングも確実に進歩しました。富⼠において、SFを⾛らせるうえでのポイントをアドバイスしましたが、合格点に達したと思います。最後のセッションでは、ロングランのペースが⾮常に良かったですし、リザルトとしても良い形で終え、チームとして⼿応えを感じることができました。2週間後の本戦が楽しみです」
■チーフエンジニア 宮⽥雅史コメント
「想定よりかなり暑くなりましたが、⾮常に良いテストでした。レースウィークの限られた時間ではトライできないことも含めて、⽤意したメニューは概ねこなすことができました。本戦はまた異なるコンディションになるとは思いますが、前戦を上回るリザルトを残せる⼿応えは感じています。8⽉のもてぎ戦に向けても、引き出しを増やすことができましたし、夏の2連戦を良い結果で終え、シーズン終盤に向けての流れを作りたいと思います」
■ドライバー ⽊村偉織選⼿コメント
「今回のテストでは、余裕を持ってQ1を突破できるリザルトを残すことを⽬標にしていましたが、それは達成できたように思います。チームとして⽤意したメニューもしっかりとこなすことができましたので、⾮常に充実したテストでした」
「ドライビングに関しては、本⼭監督のアドバイスや他のドライバーの⾛りも参考にしながら、少しずつ修正を加え、それにクルマを合わせ込んでいったという感じです。特に最後のセッションで⾏ったロングランの感触は良かったですね」
「これまではQ1突破が⽬標でしたが、今回のテストでさらに⼀段上の、Q2でセカンドロウ、サードロウを⽬指すという⽬標を持てるようになりました」