更新日: 2021.07.15 16:23
大本命は19号車。スーパーGT第4戦もてぎ直前予想【坂東マサの『俺に書かせろ!』/第3回】
さて、週末に迫ってきた第4戦もてぎの本命予想ですが、GT500は19号車 WedsSport ADVAN GR Supraが大本命です。
灼熱のタイラウンドを得意としてる19号車ですが、タイのチャン・インターナショナル・サーキットと似たストップ&ゴー型のコースレイアウトで、なおかつ比較的フラットな路面ということで、国内ではもてぎを得意なサーキットにしています。
毎年最終戦の舞台となるので、全車サクセスウエイトを積まない『ノーウェイト』での開催となるのですが、2020年と2021年シーズンは海外戦の代替となるため、シリーズ中盤に組み込まれています。
GT500は今回も予選から3メーカーによる激しい戦いが予想されますが、サクセスウエイトの10kg=0.1秒ロス、ということになりそうですかね。さらに、GT500は今回、タイヤ無交換で走りきるのは難しいのではないかと思います。抜きずらいサーキットなので各車予選重視の戦略となりそうです。ということで、2016年の第7戦タイの再来で、19号車が予選から大本命と予想します。
対抗馬はライバル全車じゃないでしょうか? もてぎの前に第3戦鈴鹿があれば、もっとウエイトを積むクルマもあったと思うので、予想もしやすかったはずですが、第2戦富士から約2カ月レースがなかったこと、そして気温、路温が高いコンディションとなると、まったく想像ができません。
一方、GT300クラスの本命は6月のもてぎテストで好タイムをマークしていた88号車 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)だと考えています。対抗馬は、4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)と65号車 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)だと予想いたします。

さて、またまた話が変わります。すいません。
平川亮選手がWEC世界耐久選手権のハイパーカーのテストに行っていましたね。個人的にすごく応援してる選手なので、是非来年はレギュラーシートを手にしてほしいです。そして莉朋選手もWECに行って、日本人トリオが見たいなぁ……。
サッカーも野球もそうですが、日本人スポーツ選手が世界で活躍すると、テレビや新聞のニュースに取り上げられ、新しいファンが増えて、スポーツが盛り上がります。まずは、選手に興味を持ち、どんな生い立ちなのかを調べて、その選手を応援したくなったりですね。
最近のモータースポーツで言えば、F1で角田裕毅選手、WRCで勝田貴元選手、そしてWECでは中嶋一貴選手、小林可夢偉選手が、それぞれ世界のトップカテゴリーで活躍しています。スーパーGTのレベルの高さも、彼らが世界のモータースポーツファンに伝えることによって世界から注目されるのでは、と考えています。
サッカーでも、アンドレス・イニエスタ選手が日本でプレーすることで、欧州の選手も日本のリーグに興味を持ってきています。そういったかたちで日本のモータースポーツを、もっともっと、みんなで盛り上げたいです。みなさまも一緒にモータースポーツをメジャーにしていきましょう!
さて、今週末のもてぎ戦が本当に楽しみです。2020年第4戦ではクルマが飛んできた記憶がありますが……。
次回となる第4回は『19号車連続ポールポジション!』、『ポール・トゥ・ウインの裏側!』、『宮田選手の嫌いなトマト!』の3本立てでお届けしたいなと思います。
お楽しみに!
